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【鎌倉デート上巻】話題のgramでペアリングを作ったぞ。

今回のデートの舞台は、鎌倉である。

オシャレスポットや古都の雰囲気を醸し出しているが結局は未だ大仏と寺に恩恵を受け続ける故人の力に頼ったおこがましい街である。

デートの目的は2つであり「ペアリングの購入」「ろくろ体験」であった。鎌倉でなくてもできる馬鹿なプランだ。

しかし、いつものデートに比べて予定が明確であったため当日のグダリは無く、こなしていくだけの楽なデートだ。

 

前日は仕事で夜遅くまで会食であったが午前10時半に鎌倉駅に待ち合わせであったので25時には就寝した。彼女は、愚かなのかタフなのか分からないが早朝5時から9時まで西友で品出しのアルバイトをしてから鎌倉駅に合流のスケジュールを立てていた。彼女は横浜市でのアルバイトから鎌倉駅に向かうので私はきっと彼女がバイトを9時に終えて10時には鎌倉駅に着いてしまうであろうと考え10時に鎌倉駅に着くように家を飛び出した。

僕は10時に到着することを彼女に連絡した。
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なんと暇人扱いを受けた。

しかし、彼女も早めに着くだろうと考えていたが甘かった。
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このスクショだと分からないが1040分に着くという。

予想は当たる所か、むしろ遅刻しやがる。

私は、彼女の指示通り指輪屋の整理券を取りに行き時間があったのでコメダ珈琲で時間を潰すことにした。

コメダ珈琲では朝11時まで朝食を無料で付けることができるが後で彼女と空腹の時間がズレるといけないと思い、ブラックのアイスコーヒーだけにした。

窓際の席を案内されたので通りを行くカップルや人力車のお兄ちゃんたちの営業を眺めていた。

 

10時50分頃、入口からケバく、いかにも頭の悪そうな女が入ってきた。彼女だった。

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この表情である。

 

彼女はアイスティーを頼み、どんな指輪が良いか考えていた。私は、正直なんでも良かった。

鎌倉散策のスタートをチェーン店できった我々は、指輪を作るため「gram」というお店に向かった。

真相は分からないが結果としていかにもInstagram受けを狙った姑息な店名となっている。仮にInstagramありきの名前とすると、もしInstagramの名前がInstapenisだった場合は「penis」という店名だったのだろうか。

お店に到着すると整理券を貰ったにも関わらず20分ほど並んだ。

並んでいる時に店内が見えたが、バイトと思われるお姉さんとお兄さんがカンカンカン指輪を叩きつけながら接客をしていた。

接客の際のストレスをそのまま発散できるのでなんていいエコシステムなんだろうと感心したが、働きたいとは到底思えない過酷さが垣間見えた。

順番になると気の良さそうなお兄さんが担当としてついた。僕らはシルバーの少し太めのリングを注文した。彼女の指輪は3990円、私の指輪は5990円と高いのか安いのか分からない値段であった。

無事にお兄さんはストレスを発散し、指輪が完成したように見えたがまだストレスが溜まっていたのか30分後に指輪を取りに来てと指示を受けた。クレヨンしんちゃんのねねちゃんでさえ30分うさぎの人形を殴ることはないだろうに。

 

再度待ち時間を得た僕らは名物のしらすを食べるため、通りに面した海鮮丼屋さんに向かった。

しらすを食べるために向かったが結局は鎌倉ビールを中心にしらす丼はおまけで頼んだ。このしらす丼をおまけとする感覚がビールっぱらに直結している訳だ。

昼食を終えストレスの捌け口となった指輪をGETした僕らは、ろくろ体験に向かう予定だったのだが、、、

 

「ろくろの場所遠いし、だるくね?」


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わがままがすぎるこのおてんば畜生娘を殺したいと思ったのはこれで46回目である。もし私の脳内に「止まれ」という文字がなければマリオでも耐えられない死の回数が彼女に降り注ぐことになっていた。

余談だがクリボーに当たるだけで死んでしまうマリオがクッパを倒すことができるのはいささか疑問である。

 

さて、僕らの初めてのろくろ体験はどうなってしまうことやら、、、

 

次回鎌倉散策最終話「おてんば娘、死す」